「2×4住宅だからリノベーションを断られた…」
「2×4住宅だからプランが制限された…」など、
グラデンを訪ねて来られるお客様からそんな声をよく聞きます。
一般的に2×4工法で建てられた家は
大規模な間取り変更が難しいと言われているそうですが、実際は違います。
構造を理解し、適切に施工すれば、
2×4住宅こそリノベーションに適しているんです。
今回はそんな実例をご紹介します。
[CASE 1]
キッチンにトイレ、
玄関の位置まで移動
大胆な間取り変更で
趣味のバイクが楽しめる住まいに
リビング内にはバイクが飾れるショーケースも
2×4住宅であったことから複数の会社で大胆な間取り変更を断られ、グラデンを訪ねて来られた施主様。希望されていたのは「趣味のバイクが室内でも楽しめる住まい」。プランの中心はLDKで、特徴的なのがバイクのメンテナンスができる広い土間。ガレージから出入りできるよう、キッチンがあった場所に計画し、バイクが飾れるショーケースを作りました。キッチンはリビングがあった場所に。トイレを移動し、階段の掛け方を反対にしたことで冷蔵庫を置くスペースも確保できました。
キッチンがあった場所にバイクのメンテナンスができる広い土間を配置し、ガレージから直接出入りできるよう掃き出し窓とスロープを設置。キッチンはリビングがあった場所に移動。トイレも洗面スペース内に移したことで階段の掛け方を反対にすることができ、キッチンに冷蔵庫を置くスペースが確保できました。
Q&A
- 2×4住宅って、
そもそもどんな家なの? - 2×4工法とは木造住宅の工法で、「枠組壁工法」とも呼ばれています。柱や梁で建物を支える軸組工法とは異なり、壁や床、天井、いわゆる「面」で建物を支えるのが特徴。地震に強く、耐火・耐風性も高いと言われています。
- なぜ2×4住宅は改修が難しいと言われているの?
- 建物を面で支えているため、壁の移動や撤去が難しいというのがその理由のようです。大規模な間取り変更をともなうリノベーションになると、どうしても構造に触れることが必要となり、敬遠される場合が多いと聞いています。
- なぜグラデンでは
2×4リノベーションができるの? - 撤去していい壁とそうではない壁をちゃんと理解しているからです。壁を撤去する場合は、どこをどう補強するか、しっかりと見定めながら施工。知識と経験があれば、2×4住宅でも安心してリノベーションすることができます。
[CASE 2]
キッチンを移動し、
洗面&バスも1階から2階に
ダイナミックな間取り変更で
動線を暮らしやすく整理
建てたメーカーでも叶わなかった
大胆な間取り変更を実現
16年間暮らした2×4住宅。リノベーションを検討するに至った理由は、間取りの使いにくさでした。「特にキッチンの中を通らないと洗面室やバスルームにいけない動線が不満で」。キッチンのすぐ後ろが脱衣室。2人のお子様が年頃になると、その思いはいっそう強くなったそうです。グラデンをパートナーに選ばれたのは、デザイン性の高さと2×4リノベーションの実績。「この家を建てたメーカーに相談したのですができることが限られていて。大胆な間取り変更は難しいと言われたんです」。生まれ変わったのがこちらのお住まい。キッチンの配置と形状を変更し、1階にあった洗面&バスルームを2階に移動。物置状態になっていた和室はリビングとして活用し、物は廊下や各個室のクロゼットにまとめて収納できるようにしました。「ここまで変わるとは思っていませんでした。特に2階の洗面室は家族全員すごく気に入っています!」。
物置状態になっていた和室をリビングと繋いで開放的なLDKに。独立していたキッチンをLDK内に配置し、キッチンがあった場所にユーティリティルームを設けました。洗面&バスは2階に移動し、寝室の近くに配置。「キッチンの中を通らないと洗面&バスに行けない」という悩みを解消しました。
リノベに適している
2つのポイント
リノベには不向きと思われがちな2×4工法の家。
しかし実際は、構造のルールを正しく理解すれば、幅広い要望を叶えることができますし、
むしろリノベーションに適していると言えます。
安心して
リノベーションできる
2×4工法は構造のルールが明確で計画が立てやすく、
また建築基準法改正後に建てられた建物が多いため、
図面がきちんと保管されているなど、
不確定要素が少ないというメリットがあります。
在来工法のように壁や天井を開けてみないとわからないといったことがないので
安心してリノベーションを進めることができます。
基本性能が高い
2×4工法の家は構造上、耐震性・耐火性が高く、省エネ性能がもともと高いです。
工法のルールをきちんと守れば、
このメリットを損なわずライフスタイルに則した間取りの変更ができます。
より長く住み続けられる住まいが実現するのです。