床排水と壁排水―洗面台―

トイレにも排水方式があるように、

洗面台にも同じように床排水・壁排水があります。

また、それによって洗面器の下へ取り付ける金具(排水トラップ)が違ってきます。

 

※排水トラップとは？

排水設備の配管の途中に設けられ下水道の悪臭や硫化水素などのガスを遮断し、屋内へ侵入するのを防ぐ器具や装置、または構造のこと。

(Wikipediaより)

どんな構造かというと、排水経路の「途中を水で常に遮断しておく」もの。

これにより、害虫や下水道の悪臭、硫化水素などのガスの侵入を防ぎます。日本では建築基準法に基づき、必ず設置する義務があります。

 

 

 

 

◆床排水の場合

床排水の場合、使用する排水トラップは「Sトラップ」と呼ばれるもの。

仕組みが分かりやすく、メンテナンスもしやすいことが利点。

洗面台の下にこの配管スペースが必要となり、収納などで隠さない限り配管は目につきやすい。

 

 

◆壁排水の場合

壁排水の場合、主に使用される「Pトラップ」。

 

メンテナンスや施工が大変で面倒である点はあるが

見た目のスッキリさは大きな利点。

洗面台下の収納スペースも確保しやすい。

 

 

 

構造上、床排水か壁排水か選ぶことが出来ない場合もあるかと思いますが

もし、SトラップPトラップで迷われている方はこういった点も考慮してみてはいかがでしょうか＾＾

 

 

 

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