もともとお持ちだったマンションのお部屋をご友人たちとのお食事や奥様のライフワークであるお茶を楽しんでいただけるゲストルームにフルリノベーションさせていただきました。

間取りはスケルトンにして再構築。エントランスを大きく広げ、中央に大勢でくつろげるレセプションスペースを配置。窓辺の明るい場所に茶室を設け、通路で囲んで離れのような雰囲気を演出しました。使用頻度が低いキッチンはコンパクトにまとめ、バスルームもシャワールームに変更。客人を招いてもてなすことに特化した安らぎの空間に生まれ変わっています。

茶室は、畳の配置や炉の切り方など、本格的な茶事が行えるよう綿密に計画し、御影石の床の間や千本格子の障子、なぐり加工を施した床など、和のしつらえにもこだわりました。エントランスとレセプションスペースを繋ぐ大きな格子戸をはじめ、ソファやチェストなど、家具はすべてオリジナルで製作させていただいています。木の質感や温かみのあるシルエットにこだわってデザイン。和の意匠に北欧スタイルのインテリアを調和させ、シンプルながらも個性を感じる大人の空間に仕上げていきました。